みなさんは「溶接工」の仕事の内容を知っていますか?
転職サイトでも、高収入や人気の高い仕事として知られる溶接工。
なんとなく「高い技能が必要」というイメージくらいしか知らない人も多いでしょう。
そんな溶接工の仕事内容の疑問に答えるポイントを、3つにまとめました。
・溶接工ってどんな仕事?
・溶接は何に使われてる?
・溶接工になるには?
詳しく紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
●溶接工ってどんな仕事?
溶接工とはその名のとおり、「溶接作業をメインとしている人」のことを指します。
おもに、
・個人で溶接の仕事を請け負う
・工場や建設現場で働く
という2つのパターンに分けられます。
「溶接」とは、金属と金属を加熱して1つの材料につなぎ合わせる作業のことです。
高い集中力と技術力が求められるので、工場においても重宝される仕事です。
溶接は火花が飛び交う仕事なので、つねに危険がつきまといます。
溶接の種類によっては、溶接作業中に生じる光を見続けることで失明につながるケースもあります。
なので、溶接工はいつも作業着と保護具が必要です。
高度な技能を要する溶接工は、その分やりがいを感じられやすいところが、転職サイトでも人気の理由なのでしょう。
●溶接は何に使われてる?
溶接は「工事現場に使われるもの」というイメージを持つ人が多いのですが、それは違います。
溶接は、わたしたちの身の回りにもたくさん使われているのです。
たとえば金属アクセサリーです。
細かく部品と部品がつながっているところに、溶接が使われることがあります。
ファッションにおいても、溶接が必要とされることがわかります。
また、施設や建物の骨組みとなる「鉄骨」にも溶接は使われているのです。
鉄骨に適切な溶接をおこなうことで、より強固な建造物が作れます。
ふだん、自分がよく行く施設を見回してみてください。
あちこちに溶接の痕跡があるのを、発見することでしょう。
ほかにも、わたしたちの生活に強く関係のある「自動車」にも溶接は使われています。
内容としては、自動車のマフラーなどの重要なパーツです。
最近の自動車工場では、ロボットによる自動溶接が主流になってきています。
しかし、細かく複雑な部分はロボットでは対応できず、まだまだ優秀な溶接工の技術力が求められています。
わたしたちの生活を守ってくれる溶接。
そんな溶接を使いこなす溶接工は、多大な社会貢献をしているといえるでしょう。
●溶接工になるには?
では、そんな魅力的な溶接工になるにはどうしたらいいのでしょう?
それには資格が必要になります。
難しい仕事をするには、高度な溶接の資格が必要になりますが、
最初はつぎの2つの資格から取得してみることをオススメします。
・ガス溶接技能者
・アーク溶接作業者
ガス溶接は、高熱ガスを用いて材料を溶断したり溶接する作業のことで、比較的カンタンです。
講習を受け、正しい知識と技能を身につければ資格を取得することが可能です。
アーク溶接は、アーク溶接棒というものを材料に擦らせて加熱させ溶接をおこなう作業です。
ガス溶接同様、講習を受け資格を取得するのですが、どちらも初心者が取得しやすい資格となっています。
まずはこの2つの資格を取得し、溶接に慣れることが優秀な溶接工になる近道です。
いかがでしたか?
ここまで、溶接工という仕事の内容を3つのポイントに分けて紹介してきました。
漠然とした溶接工のイメージが、少し身近に感じられたと思います。
溶接工は「奥が深い」といわれる仕事です。
自分で溶接工について調べれば、さらに溶接の魅力に気付くことでしょう。
そんな溶接工への疑問が、この記事で参考になったなら幸いです。