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【溶接豆知識】知っていると便利な溶接に必要な資格の種類を紹介!


 

 

溶接は、専門的な知識と技能が要求される工業の技術です。
そのため、その知識と技能を保証する目的で多くの資格が存在します。
今回は、溶接の資格について、実際の作業に必要な資格や現場管理に必要な資格、
そして作業指導を行うのに必要な資格を紹介します。
これを読めばきっと溶接の資格について多くのことがわかるはずです。

 

・溶接の作業に必要な資格の種類

溶接作業を実際に行う上で必要な資格は主に5つあります。
それは、ガス溶接技能者、アーク溶接作業者、アルミニウム溶接技能者、
PC工法溶接技能者、そしてボイラー溶接士です。
ガス溶接は、溶接の技能資格で最初に試験を受けて取得を目指すことが多い国家資格として知られています。
アセチレンなどの加熱性ガスと酸素を利用して炎を出し、その炎で金属の溶接を行うのがガス溶接で、
この溶接を行う必須資格です。
アーク溶接は、電気で溶接する方法で、アーク放電と呼ばれる放電によって溶接する、
現在主流の溶接方法です。
アーク溶接は4,000度ほどの高温の炎を使うことから、3日間の講習を受けて資格の受験をし、
試験に合格することが必要です。
アルミニウム合金の溶接は独自の技術が必要なため、
その技能を保証する資格としてアルミニウム溶接技能者があります。
PC工法溶接技能者は、建設現場の溶接で必要な資格です。
PC(プレキャスト鉄筋コンクリート)工法と呼ばれる工事を施工している現場で重要な資格とされ、
部材を現場で溶接できる技能を証明するものです。
最後のボイラー溶接士はボイラーの溶接を伴う、修理、改造、製造の作業に必須の資格として認められています。
ボイラーは、燃料を燃やして水を水蒸気や温水に換える装置で、溶接には特別な技能と知識が要求されます。
そのため、ガス溶接など一部を除く1年以上の実務経験が受験資格です。
1年以上の実務者経験で取得できる普通ボイラー溶接士と、
普通ボイラー溶接士免許を受けた後に1年の実務者経験が必要な特別ボイラー溶接士があります。

 

・溶接の現場管理に必要な資格の種類

溶接は、実際の作業意外にも現場管理に必要な資格もあります。
それは、溶接管理技術者やガス溶接作業主任者といった資格です。
溶接管理技術者は、溶接に関する技術と知識、実技だけでなく施工計画や作業管理を行うための民間資格です。
ただし、官公庁の工事受注に必須の資格であり、特別級、1~2級の3つの資格があります。
ガス溶接作業主任者は、実務経験を3年以上という高い受験資格が課された資格です。
ガス溶接の現場で他の従業員を指揮するための管理資格とされています。

 

・溶接の指導に必要な資格の種類

最後に紹介するのは溶接作業の指導に必要な資格として、溶接作業指導者があります。
これは、現場において、技能者だけでなく管理資格を行う職域の従業員すらも指導できる資格です。
作業現場で溶接作業者に直接指示・監督することはもちろんのこと、
運棒操作を実演してほかの従業員に技量指導をしたり、
溶接現場の管理者の立てた計画をチェックしたりといった業務ができることを証明した資格です。

 

まとめ

溶接の資格は様々な種類があります。
未経験者でも研修を受けて、実技試験などをパスすれば取得できるものから、
長い実務経験が要求されるものまでさまざまなです。
まずはアーク溶接作業者やガス溶接技能者などの資格取得を目指し、上位資格を狙っていきましょう。

 

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